デング熱と赤痢と高山病の三重苦 その4 苦しい、でも杖をつけば老人と同じ速度で歩ける・・・。

メキシコ、ベリーズ、グアテマラ、ペルー、ボリビアを股にかけた三重苦の旅。第四弾です。

 

もくじ

デング熱と赤痢と高山病シリーズ その1 まずはデングと赤痢が併発。

デング熱と赤痢と高山病シリーズ その2 食べたいものが食べられない、そして痩せていく。

デング熱と赤痢と高山病シリーズ その3 高山病まで仲間入り!

デング熱と赤痢と高山病シリーズ その4 苦しい、でも杖をつけば老人と同じ速度で歩ける・・・。

デング熱と赤痢と高山病シリーズ その5 まとめ。

デング熱と赤痢と高山病からの快方 その1 マチュピチュでうさぎと亀。わたしは亀でした。

デング熱と赤痢と高山病からの快方 その2 サンペドロという薬を飲む。

デング熱と赤痢と高山病からの快方 その3 治れば人間こんなもの。アナフェラキシーショック。

 

その4 苦しい、でも杖をつけば老人と同じ速度で歩ける・・・。

メキシコで判明したデング熱と赤痢(1/27)。それから1週間(2/3)経っても症状は変わりませんでした。

 

デングの方はしばらく(数か月以上?)続くであろう手や足や膝の骨関節の痛みと全身筋肉痛、倦怠感。(2か月以上継続中)

赤痢の方は薬を飲まずに治そうと食事と休養を心掛けるも、日に数回の水下痢は続く。(現在3週間目)

 

上の2つはもはやデフォルトで標準スペックのように体につきまとっています。そこに高山病が前回仲間入りしました! 軽度の頭痛と吐き気、空気が薄いので息切れ。体重は5kgは落ちて62kg~63kgです。もうこれ以上は痩せられない。もはや戦う体力も少ない。

 

その状況下で、クスコではツアーに参加してました。それも連日。やっぱり見たいものは見たい。高山の鳥もみたいし空気も澄んでいるしインカの遺跡も見たい! 部屋にいるより外に出たい! と出発したのでした。

 

それではそのツアーでの悲惨な状態と、翌日の朝の悲惨な状態をお楽しみください↓

デングと赤痢と高山病で高地のツアーに参加するとこうなる。

 

・そんなに早くは歩けません。(デング)

全身筋肉痛で体中痛いんです。トイレに行くのも立ち上がるのも、ゆっくり。一歩一歩集中して歩かざるを得ません。右足に体重が乗っている時は右足の筋肉が痛いんです。だからそんなに早くは歩けません。基本動きはゆっくりです。

 

・バスから降りるのは一番最後。(デング)

バスの昇降口にある階段。いままで足を伸ばせずに椅子に座っていた状態で立ち上がって、その階段を下りるのは、よいしょ、よいしょ、よいしょ、の三段です。苦痛で顔が歪まないように心がけます。

 

・長時間の外出はおしもが気になる。(赤痢)

外出先で赤痢がゴロゴロ動き始めたら悲惨です。常にトイレに行っておきます。

 

・この遺跡登らなきゃダメですか。(高山病)

「Akikoさん 一人で上まで行って来て。俺はここで引き返します。登って降りていては集合時間までに間に合わないので。」いつもなら俺は体が軽いだろとひょいひょい観光しているのに、息がもたずに下山していました。

 

・無駄な動きはしたくない。全て最小の動きを。(デング・高山病)

移動は最短距離、階段よりは坂が楽、体をなるべく休ませたい。酸素を無駄にしたくない、となります。

 

・無駄なことは言いたくない。とにかく深呼吸させ続けて。(高山病)

あまり長い文は息が続かないので、最も短く解りやすく伝わる言葉を選びます。酸素が薄いので大きく吸って吐くを常に繰り返していました。意識しなくても体は酸素が必要なのでそうするのですね。

 

・お昼ご飯、これは食べられません。そもそもそんなに食べられません。(赤痢・高山病)

バイキング形式でした。サラダバーがあったのでサラダばかり食べます。その他のご飯やおかずは食べられません。お腹が心配だし体が求めていない、満腹になると脳への血流が減るそうで高山病が悪化します。

 

・Akikoさん、一人では登れません、手を貸してください。(デング・高山病)

手を貸して下さい、肩を貸して下さい。と人の力に頼らないと高い段差は上がれません。杖を買いまいした。

杖を見つけて買いました。(700円)

杖を使うと足は楽ですが今度はひじ関節が痛みます。でも足を守らないで歩けなくなる訳にはいかないので使用。体中ボロボロでした。

 

ツアー中にすれ違った老人。

・遺跡の階段を登っていて、杖をついて娘さんに支えられて降りてくるご老人とすれ違いました。他にも、ひとりで杖をついて頂上を目指すおばあさんも見かけました。2人とも遅いので後ろには長い列ができていました。そのご老人は私でした。杖をついていう事を聞かない体で登っていました。普段すれ違う老人の事をひとりひとり意識しないけれどすぐに同じだと意識しました。

 

学生の時に授業で「老人体験スーツ」(重りとか視覚が少ないとか)を着てお年寄りがどのように不自由か体験したことがありますが、中身が元気な学生の私はそういうスーツを着た、くらいにしか経験できず。ご老人の現実は経験できませんでした。今回、この三重苦はまさに老人体験でした。体が思うように動かない。「きょうは膝がいたい。」とか体力がないとか、凄く良く解ります。無駄な事言うと疲れるんです。階段の上り下りに時間がかかるんです。食べ物の消化能力は20代じゃないんです。

 

ツアー翌日に起こった悲劇。

朝起きると、ひどい全身の痛み。いつも朝が一番痛くて徐々に良くなるのですが、この日はベットから起き上がれません。布団すらめくれません。そこで、「Akikoさん、ちょっと布団をめくってくれんかのう。」というありさま。ツアーの無理がたたりました。

 

水を飲むのにも、「Akikoさん、このペットボトルの蓋を開けれくれんかのう。水道の蛇口は右手で空くんじゃが、ペットボトルは無理じゃ。」という感じ。一日中休んでいましたが、横になって寝ていても体が痛むのでいい年して土産物屋で買ったモコモコのアルパカのぬいぐるみをほっぺにくっつけて、「アルパカさーん。痛いよう痛いんだよう。」と半泣きでした。

 

かわいい。12ペソ(400円)

 

元気な時はAkikoさんに、「おい!写真を撮る時は周りを注意しないと盗まれるだろ!」とか

地図が読めないではすまないだろ! これが夜で道に迷ったらどうするんだ。俺がついてるからいいけどひとりだったらカモだぞ!」とか

ほらボラれた!全く交渉がへたくそだ!」とか

なんで前日のうちに準備しておかないんだ!もうバスが発車するのにどうすんの!」とか

航空券のチケットも宿の予約も行く先々の情報も、俺が先に全部やったらあなた一人でできなくて困るだろ!?もっとやれ!」とか

俺のポテトチップスを食べるな!

などと、ずいぶんたくさんの酸素を使って暴言を吐いていたものです。馬鹿元気です。

 

すみませんAkikoさん。

すみません酸素さん無駄遣いして。

 

もうこういう高山にいると話すのも辛いんです。怒るとかもってのほか。疲れるんです怒ると。

 

ありがとう三重苦。

こんなに3つもよく罹患しました。1つだけなら若いのですぐに回復したかもしれませんし、高山病にもならなかったかもしれない。そしたら気が付かなかったかもしれない。わたしは若さを使い捨てしている事に。永遠ではないことに。

 

元気な時はなんでも食べます。何でも消化してくれるからです。具合が悪くなった時に食べたくないものがあるのは体の声なんじゃないかと、その2で書きました。でも今から健康に追い打ちをかける気合で生きないと、歳をとったらきっとボロボロでしょう。免疫力も使い捨てです。永遠ではありません。健康を無駄遣いしています。今備わっているからと怠けっぱなしです。昔の人は強かったでしょう。弱ければ死ぬしかない。赤痢を自力で克服する以外にどうしろと。デング熱だのの感染症をよせつけない強さ、元気。

 

 

温かいベットに寝て、ぬくぬくとアルパカモコモコしてる34歳は現代にしか存在しないでしょう。雑魚でした。

 

薬飲みます。

赤痢の薬。

飲みたくありませんが飲みます。

 

これ以上体重を落とせません。高山病は仕方ないとして、関節痛はまだ続くとして、体を元気にするためにまずは赤痢をやっつけます。栄養をつけたい。自力では治らなそうですので薬飲んでみます。わたしは現代だから生きていられているのかも知れません。

 

続きます。

デング熱と赤痢と高山病シリーズ その5 まとめ。

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